
壁紙の色を変えたいんだけど、DIY塗装初心者の私には何だか難しそう…

安心してください。初心者のあなたにも分かりやすいように壁紙のペンキの塗り方を解説していきます。
ペンキを塗れる壁紙か確認する
まずは、壁紙がビニールクロスかどうか確認する。もし、ビニールクロスであればそのまま壁紙の上から水性塗料を塗ることが出来ますが、紙や布製の壁紙が使用されている場合はそのまま塗ってもペンキが弾いてしまいます。
壁紙の上から塗装できるかを見極めるために下記の3つの確認方法があります。
1. 目立たないところで試し塗りをしてみましょう。
→塗った後にペンキが弾いてしまう場合は塗ることができません。
2. セロハンテープを貼ってみる。
→テープがしっかりと、くっつく壁紙は塗料も付きやすい可能性が高く塗ることができません。
3. 霧吹きで水をかける。
→球状になって流れるものは、撥水加工がされている場合が多いので塗ることができません。
ペンキ塗りに必要な道具
壁紙にペンキを塗れる事が分かったら、ペンキ塗りに必要な道具を準備します。
刷毛
ローラーバケット
ローラーの柄
ローラー
ハケ
マスカー
マスキングテープ
敷物(新聞紙等)
水性ペンキ
コークボンド
ボロ布
汚れても良い服
スクレーパー(無くても良い)
今回は家に置いてあった道具を集めてましたが、初めてDIY塗装をする方や道具を持ち合わせていない方も多いのではないでしょうか。
これらの道具は100均やホームセンターやインターネットで購入できます。
今回使用する塗料はイマジンウォールペイントです。
Imagine Wall Paint
型番:SH-F07 【303】07/22
容量:2L
養生をする (マスキング、カバーリング)
今回は壁紙を一面だけ塗るので、窓と床とその他塗らない面の養生をします。
コーキングをする
今回は一面を塗るので隣の面にペンキが移らないようにコーキングをします。
マスキングテープがしっかりと貼られているかもう一度確認しましょう。今回使用するコーキングはジョイントコーク-Aを使用します。
ハサミやカッターなどを使ってノズルを切り取り、上から下に向かって充填していきます。なるべく同じ力で同じ速さでコーキング材を充填していくとキレイに仕上がります。
今回は、コーキングを指で慣らしましたが、ビニール手袋やボロ布を使って行うと指が汚れなくていいでしょう。
ペンキを塗る
今回使用しているコーキングの説明文に30分で乾くと書いてあるので、30分後にペンキを塗ることができます。指で触っても付着しないようであればペンキを塗り初めて大丈夫です。
まずは、ローラーでは塗ることの出来ない所を刷毛で塗っていきます。刷毛は3分の2位を目安に塗料を付けるようにします。このまま塗ろうとすると床にペンキが落ちてしまうので、容器の角を使って刷毛をしごきます。写真の様に上から3センチ幅位を目安に均等に塗っていきます。
刷毛で塗る時は垂れや玉にならないように均等の膜厚で塗るようにするとキレイに塗れます。
刷毛塗りが終わったら、続いてローラーで塗っていきます。
今回、水性用のローラーを使っていきます。ローラーに塗料を付けて均等の膜厚で塗るようにします。
ローラーは早く転がすとペンキが飛び散るのでゆっくりと縦と横に転がします。全部塗り終わったら塗り残しや垂れがないか確認します。
養生を剥がす
マスキングテープとマスカーを剥がしていきます。
今回の水性ペイントの乾燥時間は1~2時間と書いてあります。養生を剥がす目安としては塗った後のマスキングテープを触って指に付着しない程度です。早すぎても塗料が垂れてきてしまう事があり、遅すぎても完全に固まってしまい塗装面も一緒に剥がれてしまう事があります。今回は30分後に剥がします。
温度や湿度等で塗料の硬化時間が変化するのでマスキングテープを剥がすタイミングは一定ではありません。マスキングテープを触って指に付着するかしない位がベストタイミングです。
掃除・最終チェック
剥がしたマスキングテープとマスカーは燃えるゴミの日に捨てる事ができるので、同じ袋に入れます。(自治体によって異なる場合がありますので必ずご確認下さい。)
最後に養生を剥がした部分を確認します。もし、塗装面以外にも塗料が付着していたらウエス等に水を付けて落とします。
掃除の時に広範囲で掃除しておくとこの様に仕上がりが良くなります。
まとめ
今回は、部屋の壁紙の塗り方を初心者向けに解説しました。
上記の流れで部屋の壁紙にペンキを塗る事ができますが、綺麗に仕上げる為には塗る事以外にもその前後の工程も重要になります。ペンキを塗って綺麗になるのは嬉しいし楽しいので早く塗りたい気持ちがありますが、養生や後片付けもとても大切です。